みなさんこんばんは〜🥳
あいたんです!

先日野暮用で ひとり原宿 してきたんですね。

みなさんは竹下通りによくいる、道端に怪しげな黒人、ご存知ですか?
毎回友だちと原宿に行く度、何者?と思いながらも素通りしてたんですけど、先日ついに彼らに捕まってしまいまして…

1人での原宿は不慣れなのでキョロキョロして歩いてたら突然「オネーサン!コッチね!コッチ!服、安クスルヨ!」的な声をかけられ、驚いて固まってたところ腕をガッチリ掴まれ裏路地に連れ込まれたわけです。

正直この時点でめちゃくちゃビビってたんですけど、ここで騒いだらダセーよなと思い、ニヤニヤと平静を保つふりをしました。彼は私の腕を掴んだままどんどん路地を進んで行き、怪しげなボロいビルに連れて行かれまして。

ビル内にある、やたらごちゃごちゃした店にはストリート系ハイブランド服がずらりと並んでおり、彼は一切価格表記のない服を次々見せてくるわけです。「半額ネ」「安クスル」などと言いながら…
服を買いに来てないし、店の服も趣味じゃないし、そもそもその時の所持金は240円だしで、一刻も早く逃げ帰りたかったんですが、それも顔には出さずに「へェ…いくらなんスか?(余裕の表情)」と聞くと電卓を打ち出して5,6000円と打ってみせてくる。「ココカラ半額、半額ヨ」と。半額でも高いだろうが、、

もともと知識として原宿の客引き黒人の存在は知ってまして。財布の中の所持金(5000円前後)まで値下げをしてくれる、みたいな話も聞いてたため、240円しか持ってなかったものの一応交渉はしてみようと思い、高い!お金ありません!というと案の定、彼は「イマいくらアル?」と聞いてきました。

240円しかないんスよね(笑)と財布を見せると彼はサーッと……引き波のごとく、私への興味を失い、「ホントにナイね…いいよ…バイバイ」と私を即刻解放。
店を出る時に後ろから殴打されるのでは?と一瞬不安がよぎるも無事に帰れることへの安堵が大きく、足早に店を出ました。

この一連の出来事、およそ15分くらいのことだったんですが、20年生きてきた中で一番長い15分だったと思います。
戦いに勝利した爽快感、所持金240円で原宿を歩くことへの惨めさ、ふたつがないまぜになった複雑な気持ちを抱え、山手線外回りへ乗り込むのでした。

今回は私は”マジで”お金が無かったので何事も無く帰ることができたのですが、基本的に一度店に連れ込まれると買うまで返してもらえない、という話も耳にするので皆様も原宿にお出かけの際はお気をつけくださいね。

オチもヤマもない経験談になっちゃいましたが、リアルに東京の恐ろしさを体感したので書かせていただきました笑
最後に私の書いた黒人のイメージを添えて。長々とお付き合いいただきありがとうございました(^^)