最悪のコンディションで幕を開けた静岡弾丸旅行。
この旅行、サークルの先輩と同期の計4人で行ったのだが同じようにほぼ全員が完徹(そのうえその中の1人はカラオケルーム内で場ゲロまでしている)なのでとにかく車内の空気が悪い。そこはかとなく酒臭い雰囲気が漂っていた。
窓を全開にして朝の爽やかな空気を取り込むことで私たちはその空気を打ち破ろうとした。しかし3月はいくら関東地方といえど寒い。「さみぃよ、馬鹿…窓閉めろや…」などと小声で悪態をつきながらも車は静岡に向け走り続けた。
寒さと寝不足で半ギレ気味だった私はいつしか車の中で爆睡していた。車のエンジンが止まる気配で目を覚ますと、そこはもう”さわやか”だった。夢にまで見た”さわやか”が目の前にあるのだ。ああ、ありがとう”さわやか”よ、アタシはあんたのために今日ここまで来たのだ、と心の中で”さわやか”に、ひいては”さわやか”を生み出した偉大な静岡県に感謝した。
こうしてついに食べることが出来た”さわやか”は実に最高だった。食レポの才能が一切無いのでここでは感想は差し控えさせていただくが、とにかく今まで食べたハンバーグの中で最も良いハンバーグであったことは確かである。